イタリアワイン
スーパートスカーナの特徴や代表的な銘柄
公開日:2024.10.22
数あるイタリアワインの中でも、異色の存在なのがスーパート・スカーナです。 この記事では、スーパー・トスカーナがどのようなものなのかを解説していきます。
そもそも「スーパー・トスカーナ」とは?
スーパー・トスカーナ(スーパー・タスカン)は、1970年代頃にイタリアのトスカーナ州ボルゲリ地区で誕生しました。 ワイン法や伝統手法などに一切とらわれずに、「本当においしいワインを造る」という自由な発想で生産されたワインを指しています。 ボルゲリで造られているワインは、「カベルネ・ソーヴィニヨン」や「メルロー」などの品種が使われていることからテーブルワインの扱いでした。 1978年に、イギリスのワイン雑誌「デキャンター」が主催したブラインド・テイスティングにおいて、スーパー・トスカーナの元祖であるサッシカイアが「ベスト・カベルネ」に選ばれます。 このことがきっかけとなり、「スーパー・トスカーナ」の存在が世界中に知られるようになったのです。 そして、1994年には、サッシカイアがDOCの認定を受けることになりました。
スーパー・トスカーナのワイン銘柄
現在、ボルゲリ地区ではたくさんのワインが製造されています。 その中でも、「サッシカイア」、「オルネッライア」、「グラッタマッコ」などは、「三大ボルゲリ」として世界的に有名な銘柄です。 それぞれの特徴を簡単にご紹介します。
・サッシカイア
サッシカイアは、スーパー・トスカーナの元祖として知られている銘柄です。 カベルネソーヴィニヨンやカベルネフランなどの品種で造られており、果実の味がしっかりと出ているのが特徴です。
・オルネッライア
オルネッライアは、1981年に誕生しました。 「ボルゲリの奇跡」とも評されており、世界中にファンがいる人気の銘柄です。 カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなどをメインとして、カベルネ・フランやプティ・ヴェルドもブレンドして造られています。 サッシカイアと比較して、カベルネ・ソーヴィニヨンの割合が低いのが特徴です。 濃厚で複雑な味わい、エレガントな香りが楽しめるワインです。 熟成させることで、より複雑な味わいを醸し出すようになります。
・ソライア
ソライアは、1978年に誕生しました。 カベルネ・ソーヴィニヨンをメインとし、サンジョヴェーセやカベルネ・フランなどの品種をブレンドして造られています。 骨格が感じられるしっかりとした味わい、アロマやスパイシーな香りが特徴です。
・カイアロッサ
ボルドーメドックの格付けシャトー「ジスクール」のオーナーが手掛けるスーパータスカン。ビオディナミを実践したり、フランスやイタリアの品種11品種をブレンドするなど、独特なアイデンティティを持つワインです。
スーパー・トスカーナについてのまとめ
スーパー・トスカーナは、イタリアのトスカーナ州ボルゲリ地区で生まれた新しいタイプのワインです。 自由な発想で生まれたこともあり、豊かな味わいが楽しめます。 イタリアンワインに興味を持った方は、ぜひ一度味わってみると良いでしょう。
紹介したワインはこちら
The wine introduced
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16,500円(税込)
赤 750ml