ブリュット(Brut)とは?スパークリングワインの「辛口」の度合いと種類の違い
更新日:2025.12.25| 公開日:2025.02.19

目次
- スパークリングワインの「Brut(ブリュット)」とは?
- 味わいを決める魔法の工程「ドサージュ」
- 【一目でわかる】辛口〜甘口の7段階格付け表
- おすすめシャンパーニュ
- シーン別・失敗しない選び方ガイド
- まとめ:自分好みの「ブリュット」を見つけよう
スパークリングワインやシャンパンのラベルで必ず目にする「Brut(ブリュット)」という文字。「辛口」を意味することは知っていても、実はその中にもさらに細かな格付けがあることをご存知でしょうか。
「今日はキリッと冷えた極辛口が飲みたい」「デザートに合う少し甘めが欲しい」といった気分に合わせて、失敗しないワイン選びができるよう、ブリュットの意味から味わいの違いまで分かりやすく解説します。
スパークリングワインの「Brut(ブリュット)」とは?
「Brut」はフランス語で「生のまま」「加工していない」という意味を持つ言葉です。ワインの世界では「辛口」を指す最も一般的なグレードとして定着しています。
もともとスパークリングワインは、酸味を和らげるために糖分を加えるのが主流でしたが、19世紀頃からブドウ本来の味わいを楽しむ「生のまま(ブリュット)」のスタイルが人気となり、現在のスタンダードとなりました。
味わいを決める魔法の工程「ドサージュ」
なぜスパークリングワインには、これほど細かな辛口・甘口の段階があるのでしょうか。その秘密は、製造の最終工程で行われる「ドサージュ(門出のリキュール)」にあります。
瓶内二次発酵の後に、ワインに少量の糖分(リキュール)を加えて味を整える作業のことです。この時、どれくらい糖分を残すかによって、ラベルに記載される名称(ブリュット、セックなど)が決まります。
【一目でわかる】辛口〜甘口の7段階格付け表
スパークリングワインは、1リットルあたりの残糖量(g/L)によって、以下のように厳格に分類されています。
| 表記 | 残糖度 | ||
| Brut Nature | ブリュット・ナチュール | 3g/L未満 | 超辛口 |
| Extra Brut | エクストラ・ブリュット | 0~6g/L | 極辛口 |
| Brut | ブリュット | 12g/L以下 | 辛口 |
| Extra sec | エクストラ・セック | 12~17g/L | やや辛口 |
| Sec | セック | 17~32g/ L | やや甘 |
| Demi sec | ドゥミ・セック | 32~50g/ L | 甘口 |
| Doux | ドゥ | 50g/ L以上 | 極甘口 |
- Brut Nature(ブリュット・ナチュール)
超辛口で、ドライな味わいが好きな方におすすめです。 - Extra Brut (エクストラ・ブリュット)
極辛口で、よりシャープな味わいが特徴です。 - Brut (ブリュット)
辛口で、幅広い料理と相性が良いです。 - Extra sec (エクストラ・セック)
やや辛口で、軽い料理と良く合います。 - Sec (セック)
やや甘口で、デザートワインとしても楽しめます。 - Demi sec (ドゥミ・セック)
甘口で、スイーツと相性抜群です。 - Doux (ドゥ)
極甘口で、特別なデザートワインとして人気があります。
おすすめシャンパーニュ

パイパー・エドシック・エッセンシエル・ブラン・ド・ブラン
シーン別・失敗しない選び方ガイド
「どれを買えばいいか迷う」という方のために、シーン別の選び方をご提案します。
① 食事と一緒に楽しむなら「Brut(ブリュット)」
最も万能なのが、この「ブリュット」です。 適度な酸味とわずかな糖分のバランスが良く、お刺身などの和食から、揚げ物、お肉料理まで、どんな料理の邪魔もしません。迷ったらまずはここから選びましょう。
② キレ味と爽快感を求めるなら「Brut Nature(ナチュール)」
糖分を一切加えないこのタイプは、ブドウ本来のピュアな果実味と、喉を突き抜けるようなドライな刺激が魅力です。健康志向で糖質を気にする方にも選ばれています。
③ ティータイムやリラックスタイムには「Demi-Sec(ドゥミ・セック)」
ほどよい甘みがあるドゥミ・セックは、フルーツタルトやチーズ、午後のティータイムに最適です。お酒がそれほど強くない方でも飲みやすく、華やかな気分を演出してくれます。
まとめ:自分好みの「ブリュット」を見つけよう
スパークリングワインの世界は、「ブリュット」という言葉ひとつとっても、これほど奥深いグラデーションがあります。
- 基準は「Brut」。
- よりドライが好きなら「Extra Brut」や「Nature」
- 優しさが欲しいなら「Sec」や「Demi-Sec」
ラベルの表記をチェックするだけで、あなたのワイン体験はもっと豊かになるはずです。次のお買い物やレストランでのオーダーの際に、ぜひこの格付けを参考にしてみてください。

より詳しく知りたい方へ
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よくある質問
- 「ブリュット(Brut)」とはどういう意味ですか?
-
フランス語で「生のまま」「自然のまま」という意味があり、スパークリングワインにおいては「辛口」を指します。最もスタンダードなスタイルで、食事との相性が良く、世界のスパークリングワインの約9割以上がこの「ブリュット(辛口)」のタイプで作られています。
- 「Extra Dry(エクストラ・ドライ)」と「Brut(ブリュット)」はどちらが辛口ですか?
-
名前から勘違いされやすいですが、「Brut(ブリュット)」の方が辛口です。「Extra Dry」はブリュットよりも少し糖分が多く、「やや辛口(ほんのり甘みを感じる)」味わいです。「完全に甘くないワイン」をお探しの場合は、Brut(ブリュット)またはExtra Brut(エクストラ・ブリュット)をお選びください。
- 食事中に飲むなら、どの種類がおすすめですか?
-
基本的には「Brut(ブリュット)」か、さらに辛口の「Extra Brut(エクストラ・ブリュット)」がおすすめです。甘みが少ないため、料理の味を邪魔せず、口の中の脂をスッキリと流してくれます。和食、フレンチ、中華など、ジャンルを問わず合わせやすいのが特徴です。
- 甘いシャンパンが好きなのですが、どれを選べばいいですか?
-
「Demi-Sec(ドゥミ・セック/やや甘口)」または「Doux(ドゥ/甘口)」と書かれたものをお選びください。これらはデザートワインとしてケーキに合わせたり、あるいは塩気のあるブルーチーズ、辛味のあるエスニック料理と合わせたりすると、素晴らしい相性を発揮します。
- 「ドサージュ(糖分添加)」とは何ですか?
-
スパークリングワインの仕上げの工程で、「リキュール(糖分)」を加えて甘みを調整することを指します。このドサージュの量によって、「Brut(辛口)」や「Demi-Sec(甘口)」といった味のスタイルが決まります。近年では、ドサージュを一切行わない「Non Dosage(ノン・ドサージュ)」という極辛口タイプも人気を集めています。
紹介したワインはこちら
The wine introduced
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パイパー・エドシック・エッセンシエル・ブラン・ド・ブラン
13,200円(税込)
泡 750ml -
ヴァンサン・ブロシェ ブリュット B・S・A プルミエクリュ
7,920円(税込)
泡 750ml -
ラクルト・ゴドビヨン ブリュット・ナチュール・プルミエ・クリュ
12,100円(税込)
泡 750ml
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