シャンパーニュ
Champagne
シャンパンのラベルに書かれたRM、NMとは何?
シャンパンのラベルと眺めていると、RMやNMといった表記に目が留まる方も多いのではないでしょうか。 さて、このアルファベットに何か意味はあるのでしょうか。 今回は、RM、NMについてご紹介していきます。
RM、NMとは?
シャンパンのラベルに表記されている、RM、NMはそれぞれ意味があります。 近年ではRMが人気があると言われていますが、どのような意味があるのでしょうか。 実は、シャンパン=シャンパーニュの生産者には、あらゆる業態が存在し、それぞれの業務形態を表しているのがまさにこのRMやNMといったアルファベットにあたります。
・RM
RMは、レコルタン・マニピュランのことで、自社畑でぶどうを栽培、収穫、醸造、瓶詰めに至るまですべて一貫して行っている小規模な生産者を呼びます。 「エグリ・ルーリエ」や「ジャック・セロス」などがこれにあたるのです。 シャンパーニュ地方に多く存在しており、独創的なスタイルや新時代の台頭として現在では非常に注目を集めています。
・NM
NMは、ネゴシアン・マニピュランのことで、ぶどう栽培農家から、ぶどうや果汁や原酒を買いつけて自社で醸造、調合、熟成してシャンパーニュを作っている生産者を指します。 「モエ・エ・シャンドン」や「ヴーヴクリコ」、「クリュッグ」などを含む大手メゾンはどこもNMです。 つまり、自分で育てたぶどう品種を使ってシャンパーニュを作るのがRM、買いつけたぶどう品種を使ってシャンパーニュを作るのがNMになります。
RMとNMのメリット
大手メゾンのNMは、毎年安定した品質のワインが製造できることが大きなメリットの一つです。 1本あたりの製造コストを引き下げることができ、高品質なワインをお手頃プライスで提供できるメリットもあります。 RMは、大手メゾンとは異なり、小規模なためにどうしても生産量が少なくなることから、酒蔵のコストがかかり、1本あたりの価格が高めになってしまいますが、自社畑のぶどうだけを使ってシャンパーニュが作られることから、テロワールが如実に表れて個性的なシャンパーニュが製造できるというメリットがあります。 そのため、近年ではほかにない個性ある味わいを堪能できるとしてRMが人気を集めているのです。
まとめ
シャンパンのラベルにあるRM、NMにはそれぞれ生産者の業態をアルファベットによって表しているということをご理解いただけたのではないでしょうか。 RMとNMを見かければ、それが大手メゾンによるものなのか、小規模生産者によるものなのかなどが一目でわかることでしょう。 ぜひシャンパンを購入する際はラベルに注目して味わってみてください。
紹介したワインはこちら
The wine introduced
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12,100円(税込)
泡 750ml -
11,000円(税込)
泡 750ml -
6,820円(税込)
泡 750ml